20180706やまそーさんのツイートからの考察
【クワイヤさんの彩り】
やまそーさん、今日もご出演お疲れ様でした。
本日もノートルダムの鐘出演でした!
— 山崎聡一郎(やまそー) (@S_Yamasaki1026) 2018年7月6日
本作のクワイヤは元来舞台上に「常駐するだけ」で演出に内包されるように作られています。しかし四季版では聖歌隊ではなく俳優を配置したため、日本独自の演出が多くつきました。負担は大きいですがやり甲斐もあり、一人ひとりが日々研究を重ねています。
【注意】この記事には、劇団四季ノートルダムの鐘のネタバレが含まれています。
昨日のバクステの時も言われた通り、鐘のセットはシンプルですよね。
でも、他の演目にはない「彩り」があるの。
何度か観劇して気づく…クワイヤさんがいるからなんだ!
壁の一部じゃないんだよ。
演出に内包されつつも、常駐するクワイヤさんにしか出せない彩りがあるんですね。
ノートルダムの鐘の観劇に慣れていない間は、クワイヤさんはずっと立ってるor座ってて、動いていらっしゃらないのかと思っていました。
むしろ、動いてはいけないものなのではないかと。(あの長時間、動かずにいるって、死ぬけど…)
何度も観劇して、目に余裕が出てくると、ふと不思議に気づく。
セットは大きく動いてないはずなのに、命がある。
クロードが赤ん坊を川に投げようとするとき、クワイヤさんが石像のポーズをされることは知っていましたが、それ以外でも重要な演技をたくさんされていることを、だんだん発見していきます。
決して大きな動きではない。
だけど、なくてはならない彩りなの。
クワイヤさんがいらっしゃるからこそ、あの木組みのセットに命が宿るんです!
プリンシパルさんだけでもダメ、そこにアンサンブルさんが加わるだけでもダメ、プラスして照明の変化を加えてもまだ足りない。
クワイヤさんがいらっしゃるからこその命なんです。
日本から加わった演出、私はペーパーミル版を観ていないので詳しくはわかりませんが、
ってところは、聞いたことがあります。
「四季版では聖歌隊ではなく俳優を配置した」
これ、すごいことですよね。
俳優でありながら聖歌隊の実力の歌のテクニックをお持ちの方が並んでいらっしゃる。
聖歌隊の実力もあり、演技もできる俳優さんが並んでいらっしゃる。
いろんな見方が出来るけど、とにかく、贅沢。このひとことに尽きる。
まだまだ進化、深化していくであろうこの作品を、今、この時に観劇できることに、本当に感謝。
幸せです。
今回も、お読みいただいてありがとうございました✨✨✨