演奏会レポ:【20181007早慶合同演奏会 東京 】レポート

10/7に、早慶合同演奏会に行って来ました!

男声合唱の演奏会です✨

 

めっちゃええ声やった~✨


早慶合同演奏会 | 慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団

(HPは複数ヒットしたんですが、どれを載せていいかわからず……Google先生がトップに表示していた、こちらを載せておきました。)

 


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ではレポートを!

 

まずは校歌で色が出ますよね。

 

いきなり第一声からバシッとハーモニーをキメてくる慶應さん!
はじまりから気持ちいい✨
ビタッと揃った音が客席まで運ばれてきて、美しかったです。

 

ドーンと斉唱で攻めてくる早稲田さん!
まっすぐの音の中に音色の幅があってかっこ良い!
途中からハーモニーに分かれると、景色が一変。パッと広がる音の波はさすがでした。

 

2校の校歌を拝聴しながら、ホール自体の影響の大きさを感じていました。


この早慶合同演奏会の前に私が聴いた男声合唱の演奏は、京都コンサートホールで行われた東西四連だったんですが、生の人間の声というのは、ホール自体の性格すら浮き彫りにしてしまう繊細なものなんですよね。


京都のホールはこれでもかと奥深い響きを増強してくるホールだったんですが、今回の第一生命ホールは京都に比べるとこじんまりとしていて丸い感じ。あ、ホールの形ではなくて、音がです。ぐわんぐわんと響かせてくる力強さはなくて、まるっとふわっと包み込んでしまうようなホールでした。
私は京都のホールが好きかな……←ただの地元愛


第1ステージ


慶應さん。
柳河風俗詩

 

私はまだ男声合唱の演奏会には来慣れていないので、プログラムに毎回紹介文や歌詞が載っているものなのかわからないんですが、今回も頂戴したプログラムに細かな曲紹介がされていて、歌詞も載っていて、とてもとてもありがたかったです。

 

この柳河風俗詩についても、とてもわかり易くて、イメージしやすい、しかも端的な紹介文が掲載されており、曲の理解に繋がりました。

 

10分弱の演奏時間である、とプログラムには書かれていましたが、私の実感としてはもっと長い時間、声の洪水にひたっていた気がします。


4つの曲で成る組曲なんですが、4曲ともに「別の人物」が見えました。

実際、別の4人の人間のことを歌った歌詞なんですが、その「別人格」が見事に表現されていました。

 

1人目は、もの悲しさを感じさせるメロディーなんだけど、心の奥底には怒りを持っているような、強い意志を持っている人格が見えました。

2人目は、烈火のような勢いのある人格。ちくしょう、という言葉が何度も歌詞に登場するんですが、その言い放ち方が印象的で、繰り返されるそのリズムに、心をぐいぐいと持っていかれた感じがしました。

3人目は作詞者本人が登場します。同じ歌詞、同じメロディーが出てくるんですが、決して単純な繰り返しではない。作詞者本人の葛藤しつつも前に進むしかない人生を垣間見た気がしました。美しいメロディーだったので、作詞者の人生は良い方向に向かっていたのだと信じたいですね。

4人目は、生きていくしかないんだと決意した人格が見えました。それはあきらめにも似ているけれども、納得に近い。この命を生きるしかないのだと、決意した人間の強さを感じました。

 

物語が見えてくる、とても素敵な演奏でした。

 

 

第2ステージ


早稲田さん。
岬の墓

 

この曲は京都の演奏会でも拝聴させていただいた曲でした!
なんだか全然印象が違ったんです!

前回の感想は、こうでした。(https://naomi-loves-math.hatenablog.com/entry/2018/08/26/081356

 

岬って曲名にもある通り、めっちゃ海のうねりが見えた!どっしりした安定感のある、支えのある声の上に表現される、海や命や、哀しみや輝きや。

男声合唱の美味しいとこが全部優しく詰まってた感じ!

前回は、動く映像が見えていたんですよね。
今回は、一枚の絵画が見えた気がしました。

 

歌詞の内容に関わらず、いろんな色(音)の絵の具が次々と絞り出されて、キャンバスの上に広がっていくような印象を受けたんです。ひとつひとつの音はとても豊かで、だから絵の具も豊富にキャンバスに乗せられて、それを自由に楽しく広げていくような感じ。
今回は、悲しさよりも、生きる喜びを感じました。

 

 

 

さて、2校のそれぞれのステージを聴かせていただいて、同じ「人間の声」の集まりでありながら、こんなにも違いが出るもんなんだな、と感銘を受けていました。

 

慶應さんは、キラキラ光る音の粒が集まっていて、立体的に物語が伝わってくるイメージ。
早稲田さんは、たっぷりの絵の具を塗りつけて、パレットナイフで大らかに描いた油絵のような、まっすぐの音の集まり。

 

そしてね、もうひとつすごいなって感じたのはね、ステージ上の人数が違うわけですよ。
早稲田さんの方が多かったんですよね。

 

ということは、単純に、早稲田さんの方が声量は多くなるわけで、音が大きくなるはずなんですよね。

確かに、音量としては、早稲田さんの方が大きかったです。当然ですよね。

 

じゃ、慶應さんが小さかったかというと、そうではない。
究極にバランスの取れた、大きな音の塊がちゃんと届いてくる。

 

早稲田さんも、多い人数だけれどもぶれたり広がったりせず、ちゃんと大きな音の塊が届いてくる。

 

単純な音量は関係ないんだ、と思いました。
その人数において、どれだけひとつになれているかが大切なんだと思いました。

 

2校とも、それぞれの塊がちゃんとひとつになっているので、どちらも音の洪水になって客席に音楽が届く。

 

差がありながらも差がない、そのことにビックリしました。

 

 

 

第3ステージ


早慶合同ステージ。
シーラカンス日和

 

あのですね、私は男声合唱に関して、本当に初心者なので、トンチンカンなこと言ってたらごめんなさい。

 

この曲、ミュージカルみたいでしたよね?
いや、ミュージカルでしたよね???

 

って言うと、ミュージカルの定義ってなんやねん、ってなるし、そもそも合唱の定義って…ってなるんですけど、それらはちゃんと調べればもちろん定義として出てくると思うんですが、今日はそれは置いといて、素人の私が聞いた感覚として、

 

え、これって合唱なん?ミュージカル聴いてるみたい。

 

と思ったんですよね。
すっごく楽しかったんです。

 

先に聴かせていただいた2つのステージと何が違うんだろう?っていろいろ探ってみたんですが、素人の私には答えは出せず…。

より「現代的」と感じたんです。何をもって現代的というのかも曖昧ですが…。
言葉ひとつひとつの運びが早いから?コードの運び?う~~ん、勉強不足、ごめんなさい。

 

物語を聴いているようでした。
皆さんが、ただ歌という種類の演奏をされているのではなく、皆さんがストーリーテラーになられたような感じがしたんです。


歌なんだか、セリフなんだか、とっても不思議な世界でした。
また、上手と下手の掛け合いもとても楽しくて、世界に引き込まれました。

 

本当に、第3ステージは「おもしろかった」です。こんな合唱もあるんだ!と感動しました。

 

 

 

アンコールは、馴染み深い曲!なんと、2曲もあったの!!!
2曲とも、超有名な童謡でした。

 

1曲目は慶應さんの指揮者の方で、「紅葉」を。
2曲目は早稲田さんの指揮者の方で、「赤とんぼ」を。

 

奇しくも、2曲とも、私が声楽の授業で課題曲として歌った曲でしたので、すっごく嬉しかったです✨

 

 

まだ、男声合唱の演奏会を拝聴したのは2回だけですが、本当に、「人の声」ってスゴイと思います。


楽器としては1種類なのに、ほんとうに表現の幅が広い。

 

丸い
優しい
広い

そんな音の洪水なんですよね。

 

これから、もっともっと聴いてみたいです✨

 

素敵な時間をありがとうございました!

 

 

今回も、お読みいただき、ありがとうございました✨✨✨