HNDレポ:【2018.11.10 ノートルダムの鐘 名古屋】ソワレ
【注意】この記事は、劇団四季ノートルダムの鐘のネタバレを含んでいます。
私、個人の感想です。
偏りや、個人的解釈を多く含んでいます。
ご了承下さい
※このブログでのレポートの書き方の暗黙の了解は、別の記事にまとめました。今日の記事の最後に、リンクを貼ってあります。
※記事本文の後に、この日のキャストさんの一覧を載せています。
私の2回目の名古屋マチソワの、ソワレ!
既にマチネで全力を使い切った状態でのソワレ突入です。身も心もヘロヘロですが、余計な力がもう入らない状態での全力の観劇は、骨の髄までビシビシと舞台の想いが染み込んできます。
しかも、私の大好きな達郎さんカジモドです。
もう、息も絶え絶えになります……
幸せ過ぎるマチソワでした。
■シーン別
- The Bells of Notre Dame
★マチネでも拝見したジェアンの死の床。
ソワレは、マチネに比べて、死に方がより自然になったと感じました。
ジェアンの死に方も、役者さんによって様々です。ワナワナと震えながら死んだり、クタッと力尽きて死んだり。
宇龍さんジェアンは、息子を兄に託すことに全力を使い果たし、最期の瞬間を迎える感じ。だから、死ぬ間際まで、たぎる想いを持っていて、ついに息絶える感じがします。
★青年から、カジモドへの変身のシーン。
舞台にカジモドの魂が降りてくる、大切な大切なシーンなので、毎回本当に全力で観るんですが、達郎さんカジモドの変身の時の気合いの入り方がUPしていて、ヤラレました。心をえぐられました。
墨を塗って、ジャケットを着て、髪をくしゃくしゃに……、ここまでは今まで通りでしたが、最後に身体を歪めて、腰をグイっと「折る」動きが!
あぁ、カジモドは不自由な宿命を背負っているんだなと、見せつけられるあの動きは、圧巻でした。
- Out There
★マリーを拭いた後……山下ガーゴイルさんの頭を拭いた!!!!!
達郎さんカジモドが、布巾で、山下ガーゴイルさんの、頭を、わしわしわしって、拭いたんです!!!!!
今まで、時々大空ガーゴイルさんの腕を拭く時があって、それを観ることが出来たらラッキーって思ってたんですが、なんとなんと、山下ガーゴイルさんの、頭を拭いたとは!!!
私は、ガーゴイルとカジモドが絡むのが大好きなんです。
ガーゴイルはカジモドの陽の心の象徴だと思っているので、ガーゴイルと絡むということは、カジモドが明るい気持ちでいるんだな、と解釈しているので。
★「抜け出す!」の後の大騒ぎの後、フロロー様が登場すると黙ってしまうガーゴイル。その後、カジモドは一人で大騒ぎを続けますが、この日は「お昼の鐘鳴らさないといけない…」とオフマイクの達郎さんカジモド。
個人的に、ここのオフマイク大好きなんです。
★達郎さんカジモド、指を口に持っていく仕草が増えた気がします。
この仕草は「幼さ」「拙さ」が増す気がします。カジモドの幼さの表現が増えたってことですね。
- Topsy Turvy
★6枠横柄な男からスッた財布をクロパンから受け取って、嬉しそうな山下ジプシーさん。笑顔で、「おおおお!キラキラだぁ!」って聞こえてきそう✨
★この日の4枠さんは小出さんでしたが、賀山さんと衣装違う気がするんですがどうでしょう??
役者さんによって違うんですかね???
- Topsy Turvy2
★歌中の「さぁ~~」にザズみのある百々クロパンさん。
★王様選びで顔出しをした達郎さんカジモド。幕の向こう側で何かしゃべっています。
ご主人様の方を向いて、しゃべっている。あの時点で、ご主人様がその場にいるってことを認識しているんですね。鐘突き堂から抜け出したことがバレてしまったってことだけど、あの時カジモドはどう思っているんだろう…
- God Help the Outcasts
★2階に現れた達郎さんカジモド、バラ窓と話してました!
Twitterのタイムラインで何度か拝見していましたが、この目でしっかりと確認しました!
- Heaven's Light
★「あの子のことは考えちゃダメなんでしょ」ってガーゴイルさんに言われて、「ええ~考えないの~」とオフマイクの達郎さんカジモド。……可愛い。
- Esmeralda
★フロロー様がフィーバスを刺すシーン。
村フロロー様は刺し方が優しい…!
- Flight Into Egypt
★達郎さんと中橋さんが仲良しなのは周知の事実ですが、二人が向き合うこのシーンは私たちもなんだかほっこりしちゃいます。
達郎さんは客席に背中を向けていますが、上手や下手のサイド前方席だと表情が少し見える。めちゃくちゃニコニコしながらアフロ様の歌を聴いている達郎さんカジモドだったのでした。
- The Court of Miracles
★2階に現れた達郎さんカジモドと清水フィーバスさん。
二人がケンカするのは以前からですが、達郎さんカジモドが猿ぐつわをしようとする中橋さんをポカポカ叩く、っていうのを聞いたんですよね!
…私は上手サイド前方席だったので、残念ながら見えなかったんですが、いつか必ず見てみたい!
- In a Place of Miracles
★曲中、前半は全く歌わないカジモド。
でも、達郎さんカジモドは表情と仕草で、見事に歌っています。エスメラルダを助けるのは僕だと確信している冒頭、エスメラルダとフィーバスの関係を理解していく過程、そして敗北、あきらめ。
目の表情も語りますし、手も語ります。
達郎さんカジモドはエスメラルダにもらった魔よけを手に持っていることが多いんですが、最初は自信たっぷりに周りに見せつけています。やや高い位置で、ヒモをピーンと張って持っている。それが、だんだん手が下がってきて、最後は確認するように見つめた後、抱きしめます。
カジモドの心情がいろんな表現から読み取れて、とっても苦しいです…
- Made of Stone
★怒っていたり、絶望したりのこの曲。日によって、心の表現が変わる曲です。
達郎さんカジモドの心の叫びは本当に深い。この日は、絶望から来る怒りが爆発していました。
怒りに震える太い低い声の上に、叫びが乗っている感じ。目は真剣で、ガーゴイルたちを睨みつけます。
最初に男性3枠ガーゴイルさんに迫っていくんですが、山下ガーゴイルさんはその勢いに吹っ飛んでいました。私たち客席も、あまりの迫力に、息が出来なくなります。
- Finale
★守護神!とガーゴイル!!!
★サンクチュアリー!!!!!!!!!!!!
(語彙力の限界。すご過ぎて…)
■俳優さん別
- 飯田達郎さん
久しぶりに拝見した達郎さんカジモド。観るたびに進化されるんです。
心の表現の仕方、歌い方が、一番好きなカジモドなんです。
あまりにも表現が深くて、伝わってくるものが多すぎて、受け止めきれないほどだと感じることも多い。
特に横浜の後半から、進化のスピードが速くなった気がします。ブラッシュアップを経た名古屋からは、本当に「落差」が大きい。陽と陰の落差、光と影の落差、ふり幅がものすごい。舞台を生きて、そして舞台で死ぬ、それくらいの落差があります。
歌声は、本当に、大好きです。心から大好きです。
達郎さんの生の歌を聞くことが出来る「今」を生きていて、本当に嬉しいと思っています。
……今日はここまで。
今回も、お読みいただき、ありがとうございました✨✨✨
本日のキャストさん(敬称略)
カジモド 飯田達郎
フロロー 村 俊英
エスメラルダ 松山育恵
フィーバス 清水大星
クロパン 百々義則
男性アンサンブル
塚田拓也・奥田直樹・山下泰明・小出敏英・中橋耕平・平山信二・宇龍真吾・田邊祐真
女性アンサンブル
小川晃世・村木佑衣・吉田絢香・小島由夏
男性クワイヤ
白山博基・坂下良太・見付祐一・日浦眞矩・青井緑平・澤村楽人・飯村泰志・和田ひでき
女性クワイヤ
小山百合恵・小川 希・平木萌子・関根結花・織笠里佳子・北野有希依・吉田瑛美・杉山由衣
このブログでのレポートの書き方の暗黙の了解
https://naomi-loves-math.hatenablog.com/entry/2018/12/08/021344