LKレポ:【2018.11.23 ライオンキング 夏】ソワレ
LKレポ:【2018.11.23 ライオンキング 夏】ソワレ
【注意】この記事では、劇団四季ライオンキングのネタバレを含んでいます。
私、個人の感想です。
偏りや、個人的解釈を多く含んでいます。
ご了承下さい。
※記事本文の後に、この日のキャストさんの一覧を載せています。
私の前回のライオンキング観劇は札幌、約11か月前の12/20のクリスマスカーテンコールの日なんですよね。
クリスマスカーテンコールかつ19周年の記念日に札幌まで飛んだ、思い出の日です。夏劇場はものすごく久しぶりでした。記憶を遡ると、1年以上ぶりの夏劇場でした。
で、思ったんですが、夏劇場の音響、いいんですね!
札幌は舞台から近かったから、その分もちろん迫力は凄かったんですけど、音響の点ではちょっとこもった感じだったんだなと、この日夏劇場に行ってみてわかりました。
COLの最初のコーラスを聴いてすぐに音響違うなって感じました。
あのね、コーラス変わったのかな?って感じたんですよね。
新演出と旧演出の違いの細かいところまでは私はわからないんですが、コーラスがCDと違うなぁと。
俳優さんオリジナルで違うんでしょうか?
←これはノートルダムの鐘の感覚……HNDでは、俳優さんによって、お芝居が変わります。その俳優さん自身の解釈の違いをお芝居に出してもいいっていう演出だそうなので。でもライオンキングは違うはずですよね??でも、この日COLを聞いて、そう感じたんです。
では、レポート……いや、「記録」を。
LKは私がミュージカルにハマるキッカケとなった作品なのですが、レポートを書けるほどの回数を観ていないので、「記録」くらいの記事です。ご了承くださいませ。
■俳優さん別
- 永田俊樹さん
永田シンバさんの筋肉の凄さ…✨
あの胸筋は反則でしょ……くっきり影が出来る盛り上がり。ひぇぇぇカッコいい。
あとね、腕!肩!!なんなんだあのカッコよさは!!!ボディメイクとはこのことかと思いました。見事に作り上げられた芸術作品でした。
- 平田曜子さん
平田さんラフィキの優しい感じ大好きでした!
ラフィキっていうキャラの持つ力強さや芯はもちろんあるんだけど、キャラのその骨格を包み込む感じで、優しさをまとっていらっしゃる。ひとことひとことの声や、メイクの中で光る視線に、優しい感じが溢れていて、とても素敵でした。
- 内海雅智さん
内海さんムファサ。
他の方と比較できるほど観劇回数ないのでアレなんですが、おっきくて包容力のあるお父さんですよね!背が高くて大きいんだけど、声や仕草は若い感じの王様だな~って思いました。
王者の風格!っていうよりは、勇者の風格って感じがしました。でも包容力あるの!
- 雲田隆弘さん
雲田さんザズ。
いやぁぁぁぁすごぉぉぉい!
私はもともとザズ大好きなんですが、雲田さんは、まさにザズ。
パペット生きてるんじゃないの???
この日ビックリしたのは目の動きです。まばたき。歌う時は、目を閉じていたりするんですね!MRの時とか!
ほんとに目の表情が自然でした。ザズってあんなに表情あるんだなぁ。すごかった~!
それから、羽がキレイ!!
羽の所作・造形が本当にキレイ。「飛んでるようにしか見えない」っていう声をよく聞きますけど、それを超えて、絵画みたいで、綺麗でした。
私、やっぱりザズ好きです……とても好き。
(あ、あと、ザズの「アーーーーーッ(かすれ気味)」を聴いて、ノートルダムの鐘の百々クロパンさんを思い出してしまいましたw)←やっぱりノートルダムの鐘は忘れられない病気w
雲田さんザズ。の、中の人のこと。
ザズの中の人ってこんなに動いてましたっけ???MRの時とか、めっちゃ踊っていらっしゃいました。
ジャンプしたり、蹴ったり、足技多め。そしてそれがすっごく自然かつ快活で、見てて元気になるんです!
ザズの中の人が「ザズやってて楽しい!!!」って伝わってきました。
雲田さんのMRは歌、かつ、セリフなんですね。
話している(歌ってる)内容に合わせて、声もしゃべり方(歌い方)も変わるの!とても新鮮でした。
特に2番。
バッファローは今年の草に本当にガッカリしてたし、イボイノシシのオナラの臭さのせいでホントに大変そうだったし、サフラン色の黄色の絨毯はかなり大きな絨毯っぽかったし、フラミンゴのタンゴのダンスはまだ始まったばっかりでした。カバの落とし物のチェックは近づいてから「おおぅ」ってなっていらっしゃったしw
パペットの動きも大事だけど、中の人が表情豊か過ぎて、もう、楽し過ぎました。
ザズについて語り多めですねwww
やっぱりザズ大好きです。
(ぜひ、ご贔屓様のザズを拝見したい……本当に。本当に。)ゴニョゴニョ
- 本城裕二さん
本城さんスカー。
嫌みのないスカー様やなぁぁ、って最初思ったんですよね。なんて言うか…「貴方、実は高貴な人なんじゃないんです?」って雰囲気を感じて。やさぐれてないし、実は物腰が優雅で、王位には就けないのかもしれないけど、充分高貴じゃないですか……って思っていたんです。
でも、途中からコミカル要素が増えてくる。
ブチギレたりはしないの。自虐系のスカー様だなと思いました。
- 海野愛理さん
海野さんシェンジ。
安心して任せられるよね!海野さん!ほんとに好きです。
海野さんのハイエナも嫌みがないんですよね。ハイエナは嫌な奴のはずなのに、嫌な奴じゃないんです。
むしろ、友達になったらいろいろズバッと言ってくれそうでスカッとしそう!
姉御過ぎないし、ちゃんと若いし、なんてゆうのかなぁ、家来の方が「ついて行きます!」って言ってついて行く感じではなく、ねぇさんの方から「ちょ、一緒に行こうや!」って誘ってくれる感じで、……いや、妹かも??……と、とにかく、キラキラのハイエナさんなんですよ。(伝わってぇぇ!)
そして、カーテンコールでパペット取った時の海野さんがめっちゃ美人!可愛い!!!
とにかく素敵です。
- 松尾 篤さん
松尾さんバンザイ。
お…………おっとっと……、新しい沼を発見してしまったかもしれません……。
まず、丁寧なバンザイさばき(?)が素敵でした。
セリフも動きも丁寧で、ひとつひとつしっかり客席まで届く感じがしました。
ワルなんだけど、ワルいだけじゃないんですよ、ちゃんとシェンジのこと気遣ってたりして「ええ奴」なんですよ。
絶対頭の回転が速くて(いい意味で)切れるタイプ。本当は賢いでしょあなた!
そのうえ、優しいときた。
セリフ回しとか、声質とか、めっちゃイケメンなんです。
でね!!!
カーテンコールですよ!!!!
え、めっちゃイケメンじゃないですか???!!!!!
なにその爽やかな笑顔おおおおおおお!!!!!!
小原さんといい、松尾さんといい、バンザイはイケメン枠なの?
- 川野 翔さん
川野さんエド。
動きが細かいお芝居のエドさんでした。
キャンキャンワンワン言わない、短い鳴き声でいろいろ語るタイプ。小型犬みたいにうるさくない、けど大型犬ほどゆったりもしてない、ん~、テリア感(伝わりますかね……)
今日もいっぱい笑わせていたエドでしたが、川野さんエドも、実は賢いんじゃないかな?って感じました。
- 近藤聡明さん
近藤さんティモン。
好き!!!
もう、好き!!!!
ティモン!!
(語彙力崩壊)
近藤さんを語る語彙力は崩壊してしまいましたが(←なんだそりゃ。それくらい好きってことです。)、ティモンっていうキャラクターの話題をもう少し。
星の話をするシーンあるじゃないですか。
あそこ、ティモンの右手ね、ティモンが寄りかかってる草さんが動かしてるんですね!!!
普段は右手はブラブラしているんですけど、あの時は草さんが動かして演技していらっしゃいました!
ティモンの中の人は、左手と頭を動かしていらっしゃって、右手を草さんが担当されてました。
でね、草さんが動かしていらっしゃることに気づいてから、右手がどうなっているのか気になって注目していたんです。
さっきも書いた通り、普段はブラブラしているんですね。
でも、とっても自然ですよね。
凄いなぁ。ほんとにすごい。
パペット生きてるんじゃないの??
ティモンの耳!
聞き耳立てる時、耳上がっているの気付いてました???!!!
中の人さんが、耳をめくっているんですね!!!
子シンバがブルーなのを見てプンヴァが「あたしたちに何か出来ることある?」って言った時とか、「席を外してくれ」の後のシンバとナラのやり取りを見てるときとか。
耳めくっていらっしゃったぁぁぁぁ!
あ、ちなみに、プンヴァの耳は大きくは動かないんですけど、川辺さんがパペットの傾きを絶妙に調節して、聞き耳立ててるみたいにしてはりました!
どうやらティモンも好きみたいw
語り多めになっていますねw
- 川辺将大さん
川辺さんプンヴァ。
The 優しいプンヴァ。セリフもひとつひとつゆっくり優しくて、目線の送り方とか、パペットの表情は案外鋭い目つきなのに、それを全然感じない。とっても優しいおばちゃんプンヴァ。(おばちゃんちゃうけど(^^;)
- 木内志奈さん
木内さんナラ。
木内ナラさんは、見た目はね、スタイル抜群の美しいナラなんです。
でも、なんて言うか、雰囲気はね、ふっくらしっとりなんですよね。見た目はシュッとしていらっしゃるんです。でも、芯の通った声の中に響く優しさとかがね、丸みを帯びてていらっしゃって。
そのギャップがとても素敵でした。
■いろいろ
さて、ここからは順不同で思い出したことを記録しておきます。
◇LK本当に好きなんですけど、今日すっごいな~って思ってたのが、光の表現。
色使いが本当に素敵。
「これしかないやろ」って色をバシッッッっと真っ直ぐ決めて下さる感じの、どストライク感。
それから、シルエットの使い方!!!!!
これはもう、本当に本当に素敵。
私的シルエットNo.1は1幕ハクナマタタ最後の、上手にはけるところなんですが、その他にも、シンバとスカーの戦いのとことか、最初の方の草さん(頭に草を乗せて三角のスカートはいていらっしゃる、草さん)が登場するときとかもとても素敵なんです。
随所でシルエットが効果的に使われてて、本当に芸術だなぁって思ってました。
◇LKもオフマイクあるんですね!!!
ノートルダムの鐘で「オフマイク」という存在に慣れたんですが、オペラ座の怪人やJCSなどでは見なかったような…。
LKはあるんですね!
MRでザズが歌ってる時、後ろで父子で話してたり、ハイエナのお尻が痛いシーンとかもおしゃべりしていました。
なんだか意外でした。
◇ハイエナに捕まった時、ザズが子どもたちにひそひそ話するじゃないですか。
あれ、どこまで打ち合わせしてるんでしょうね?
「こんな時間だ~」って言って逃げようとするところまでだけなのか、
なんとかしてザズだけ逃げて助けを呼んできますから耐えてください!ってところまで既に相談済みなのか。
◇ハイエナの大行進、めっちゃ好きなんです。
いつもそっちに目を取られてて気づかなかったんですが、この日、ダンスするために象の骨の隙間に登場して出番を待ってるハイエナダンサーさんが、し、し、し、舌なめずりしていらっしゃることに気づいて、セクシーさに打ちのめされましたw
◇お父さんのプレゼントを峡谷で待つようにシンバに言うスカー。何か教えてってしつこく言うシンバに…
「ダメだダメだダメだ!!!」
……私が何言うか、みなさん、お察しですよね?
はい、お察しの通りですw
大助祭さまぁぁぁぁぁ!
(すみません、ノートルダムの鐘ネタでした。)
◇ライオンキングでもノートルダムの鐘でもそうなんですけど、四季の舞台で「死」を表現するときって、「手」を使うこと多いんですね。
死んだということを表す、ポトリと落ちる手。
◇ハイエナさんにふさふさのしっぽがあることに今日気づいたことをご報告いたします(*´ω`*)
◇荒れたプライドロックに帰ってきた時。
バンザイさん、舞台の端っこにオシッコしてたぁぁぁw
ご丁寧に、砂までかけてwww
(たぶんバンザイさんだと思うんですけど。暗くて顔わからなくて、間違ってるかも。)
今日の感想はこのへんで終了です。
私の「四季」はライオンキングから始まっているので、本当に本当に大好きな演目です。
ノートルダムの鐘とは違った種類の涙が止まらない…。
通えるものなら本当に通いたいです…。
- 生命は死から生まれ変わるのだ[ムファサ]
- 悪いことは起こるんだ。 どーしょーもねぇ。[ティモン]
- (スカーに必要なことは)迷いから覚めること。[ザズ]
- どうすることもできない!! だったら、心配してたって仕方ない![シンバ]
- やめられないのだ。人生は続いていく[ラフィキ]
今回も、お読みいただき、ありがとうございました✨✨✨
本日のキャストさん
ラフィキ 平田曜子
ムファサ 内海雅智
ザズ 雲田隆弘
スカー 本城裕二
シェンジ 海野愛理
バンザイ 松尾 篤
エド 川野 翔
ティモン 近藤聡明
プンバァ 川辺将大
シンバ 永田俊樹
ナラ 木内志奈
【男性アンサンブル】
宮野 薫・五十嵐 春・菊地智弘・渡邉勝馬・進藤拓実・中田雄太・藤木達彦・片山怜也・浜名正義・二村誠俊・齊藤太一・桧山 憲・杉本 崇
【女性アンサンブル】
川原晶絵・横田栞乃・稲葉愛夢・中原詩乃・守山ちひろ・坂井菜穂・あべゆき・梅﨑友里絵・古田しおり・原田美欧・織田なつ美・吉田千那津・吉村侑姫
ヤングシンバ 髙橋玲生
ヤングナラ 加納凪紗